五感だけじゃない大切な感覚

五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を使ったあそびが発達段階において大事!
特に乳幼児期は五感を刺激することにより神経細胞が結びつき脳の発達に大きな影響を与えます。

しかし五感に加え、乳幼児期に育みたい大切な感覚があります。

それは「固有受容覚」と「前庭覚」です。
五感プラスこの二つの感覚が育っていないと「感覚統合」が上手くできず様々な適応力のつまづきがおこってきます。

「感覚統合」とは

ではこの「感覚統合」とは何なのでしょうか?

「感覚統合」とは脳に入ってくる沢山の感覚を整理したり、まとめたりすること。
「感覚統合できる」ということは、その結果、その場に応じた行動をとることができるというものです。

例えば、友達と会話をしていて、部屋の中で電気がついていたり、テレビなどが流れていたり、様々な音が聞こえていても、はたまた自分の着ている服の感触などが気にならずに、友達と会話が出来るのは、今必要な「友達の声」を聴くことが最優先されているから。
これも「感覚統合」のおかげです。

そして、離乳食などを食べるという機能も生後の運動体験の統合により段階的に獲得されていきます。
乳児期の指しゃぶりや、何でも口に入れてしまう行為も大事な感覚体験のひとつです。(誤嚥などには気を付けて)。離乳食を開始して、噛まなくなるときは、この体験不足が原因のことがあるようです。

いろんな体験の中で感覚統合を繰り返して成長していく

自分の体のコントロールや手先の器用さ、最終的には学習に向かう力などは段階をおって、発達段階に応じた感覚統合を繰り返すことで次第に獲得されていきます。

しかも乳幼児期は感覚統合において重要な時期で、この時期に獲得できていないと、さまざまなつまずきが出てきます。

感覚統合のために重要な感覚

この感覚統合を上手く行うために重要な感覚が

触覚

固有受容覚

前庭覚

です。触覚は馴染みのある感覚ですよね。しかしこの触覚も原始的な感覚からいろいろなものを触って体験することで自分が認知して行うことが重要になってきます。

固有受容覚とは

「固有受容覚」とは、いうなれば自分の体のことがわかる感覚です。
体の位置や筋肉や関節、力のいれ加減だったり、使いかただったりと、自分のボディイメージをしっかりもって体をスムーズに動かすために働きます。

立っている時に持続的に姿勢を保つことができるのも、この固有受容覚の働きによるものです。

前庭覚とは

前庭覚とは、耳の奥の耳石器と三半規管で感じとり、平衡感覚ともいわれ、体の傾きやスピードや回転を感じる感覚です。固有受容覚とともに姿勢を保つ働きや自分の体の機能を把握するために重要な感覚です。

感覚統合を促すために

「感覚」が「統合」されていくことで、できることが増えそれが自信にもつながっていきます。
私がこの仕事を始めてから、感覚遊びのことをお話すると

「もっと早く知りたかった!!」

というお声を聞くことがあります。
発達は、子ども自身が「楽しそう!」「やってみたい!」という欲求に従って行動することで、一つ一つ発達していきます。
体の発達は、首が座って、寝返りして、お座りして・・・と段階を踏んで発達していきますが、感覚の発達は、多少とばされていても次の段階に進めるようになっているので、見た目は順調に進んでいると思っていたのに、ある日「あれ?」とつまづきを感じるようになることがあります。
もちろん、みんな愛情たっぷりに育てています。それだけに自分を責めてしまう方もいらっしゃいますが、ママ自身もとても忙しい上に赤ちゃんのお世話も加わり、日々追われています。一つ一つのチェックをすることって実はとても大変なことで、気づきにくいものなんです。どうか自分を責めないで下さいね。

感覚統合と言う言葉を少し頭の片隅においてもらって、子どもの欲求を満たしながら、いろんな感覚を満遍なく刺激してあげて!
乳幼児期の大切な今は一瞬で過ぎ去っていきます。今できる関りを沢山してあげたいですね。

教室では様々な感覚統合遊びも行っています。もし、何から始めたらいいの?という方は教室で一緒に遊びながら、学んでみませんか?
お問い合わせよりご連絡くださいませ。

感覚統合を効果的に促すためには

   ①子ども自身がやってみたい!楽しいと思えることを自分から取り組む

   ②出来た!を実感できること(成功体験を積む)

このことを主軸にして、様々な体験ができるように環境設定をしてあげてください。
一見イタズラで困ったと思うことでも、好きなだけやらせてあげて統合されればちゃんと収まります。(危険な物や、これは止めてというものは見えない所に)

7つの感覚をフル活用するには

五感プラス「固有受容覚」と「前庭覚」の7つの感覚をフル活用出来るものの一つに「食べること」があげられます。

食べることは

まず、テーブルに座るために体のバランスをとって(前庭覚)じっと座っていられる(固有受容覚)が育っていることが大事で

食べるものを見て(視覚)
においを感じ(嗅覚)
手づかみ食べもしくはスプーンなどをもち(触覚)や食べたときの舌触り
食べる時に食器とスプーンなどから出る音や食べる音(聴覚)
そして味わう(味覚)

7つのすべての感覚を刺激したり確認することができるので、声掛けを意識しながら食事することもおすすめです。

「食べること」と同じで、お手伝いができるようになったら「料理を作ること」も沢山の感覚を刺激できますよね!

最後に

私がcotocoto料理教室の中の親子教室の専属講師をさせていただくのも、この部分が大きく、全てひっくるめて、あらゆる分野からお子さんを見ることができるため、より効果的なアプローチが出来ると思います。

教室では子どものワクワクを引き出す、感覚統合を促す遊びも豊富に取り入れています。
お子さんと一緒に楽しくあそびながら発達を促してみまませんか?
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